心の豊かさを育む《つながりつくり》

 

 核家族化や個人主義、SNSの発達によりリアルコミニケーションが低下し、「人と関わることがめんどくさい」「一人の方が気楽」「自分だけよければいい」「無関心」など社会的繋がりが薄れたことから心の病が増え、日本はひきこもりや自殺が過去最多となっています。この不安心感・孤独感・分断感覚のバランスを取るためには【つながり】を感じる心を育てていく必要があります。

 

 また現代の社会的問題のストレス原因を、運動・瞑想・リラクゼーションなど個人的解決出来ないものは『人の中で解決していく』ことが大切です。『時間を共にし・何かを一緒にする・一緒に取り組む』ことで肌感覚でのコミニケーション能力を養い、『自分らしさ』を発見し『多様性への理解と寛容な心』を育んでいきます。

 

 その中でも今すぐに出来ることは『食事を共にすること』です。食べることは生きることに直結しているので、私たちの暮らしの中で『繋がりを感じれる感覚』を養える最も身近な取り組みといえるでしょう。

 

 同時に、つながりづくりで必要となる*インフォーマルパブリックライフとして*サードプレイス地域コミニティーつくり地域行事への参加を推進していきます。

 

 

 

(*インフォーマルパブリックライフとは老若男女が気軽に行けて過ごすことが出来る場所や時間のこと)

(*サードプレイスとは職場や学校・家庭の他の居場所。知人や友人たちと気軽に集まり話が出来る場所のこと。海外ではカフェやパブ・バールなど)


~私たちが推進している取り組み~

〈命の繋がりを肌で感じる・週末ファームステイや食作りへの参加〉

 

 都心部で生活をする若者を中心に農家さんへ米作りの草取りや農作業、伝統食の味噌や醤油作りの手伝いへ行きます。体を動かし汗を流すことで心身の健康へと繋がり、「自分の一部となる食べ物がどう出来て、どんな思いで育てられているか」を体験することで、自分たちは命の繋がりの中で生きているという感覚を取り戻し、心の豊かさを育みます。

 


〈コミニティーや地域の行事・祭りに参加する〉

 

 地域の祭りは人と人を簡単に繋げます。ヨーロッパでは仕事場や学校、家庭以外のインフォーマル・パブリックライフ(老若男女が気軽に集える公共空間)のカフェやバール・パブなどが充実しており、またこの様な場をサードプレイスとも呼びますが、これは日本では【祭り行事】に当てはまると言えるでしょう。日本の各地域に存在するこの【祭り】の存在は、人と人、地域と地域、色々な世代を繋げ、学校では学べない「生き方」を教える場所となっていました。また五穀豊穣などの自然の恵みに感謝する心を育み、無病息災・子孫繁栄など大切な人たちが幸せに生き暮らせるようにと祈る心を育て、神輿や踊りや音楽で普段溜まったエネルギーを放出し、リフレッシュして循環させることが出来る『日本らしい生命の元気力を取り戻す』場でもあります。

 

 祭りに参加する、見に行くことも参加することと同じ、見て下さる人がいるから盛り上がります。この様に日本に生きる人たちの元気の源・日本のお祭りの文化に触れていくことを推進しています。

 

(キーワード)

コミニケーション能力を育てる/多様性への理解と寛容さ/幸福感を感じれるコンディションを整える

サードプレイス/インフォーマル教育/自分らしさの発見/個性を光らせる/キャプテンシップ/

チームビルディング