自分らしく生きる《心と体つくり》

 

  心身一如】という言葉があるように心と体は繋がっており、また『人の体は魂やエネルギーを入れる’器”』と私たちは考えます。これは私たちが子供のころから民俗芸能を継承し役を演じる中で日々感じていることです。

 強い表現をするには足腰を鍛え丹田を鍛えることが必要、美しエレガントな佇まいになるには体の中心軸(インナーマッスル=忍耐力)を鍛えかつしなやかな肉体が必要です。またひょうきんで愉快な表現には肩の柔らかさや足取りの軽さが必要なように、【自分はどう生き・どう在りたいか】によって体をつくることが大切と考えます。

 

 

〈例えば〉

 

・自信をつけたければ猫背を直し・背筋を伸ばし胸を張る。

 

・強い心を身につけたければ足腰を鍛え丹田を練り上げる。

 

・何事にも動じない性格になりたければ呼吸を深く操れる訓練をする。

 

・包容力のある広い心を身につけたければ・ガチガチな体を柔らかくし持久力をつける。

 

・人生を楽しみたいなら基盤になる健康的な体を作る。

 

など、

まず自分の‛心”から派生する【自分はどう生き・どう在りたいか】という意識から『自分らしい体つくり』を提案していきます。

 

 





●「姿勢」は心の現れ

 

 昔は「姿勢を正しく」とよく注意されることが多かったと聞きます。姿勢はエネルギーの通り道です。よい気をどんどん入れる時は背筋を伸ばします。

 最も日本的な座り方に「正座」がありますが、正しく座ると書き、その名の通り背筋が伸び思考がクリアになります。

 その他に『歩く姿勢』『食べる姿勢』『話す姿勢』など、姿勢を変えることにより『心の姿勢』と繋がり、自分の使いたいエネルギーを操ることが出来ると言えるでしょう。

 

 毎日の姿勢により自分の進む未来が変わっていくのではないか、思うほど、姿勢は大切なものということを皆さんと共有していきたいと思います。



●所作と日々の暮らしが私をつくる

 

 日常の何気ない暮らしの中の『姿勢・歩き方・食べ方・着るもの・掃除・靴を揃える・お皿を洗う・服を畳む・庭掃除をする』など、一つ一つの日常の中の身近な動作の蓄積が私たちの心と体を作っているということを再認識し、今日から出来て自分に合う[体つくり心つくり]を生活の中に取り入れていきます。

(キーワード) 

ストレス耐性をつける/自信をつける/自分らしく生きる/力強く生きる心身の健康